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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

ごぶれいさしてもらうで

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ごぶれいさしてもらうで

お先に失礼させていただきますと言う意味。遠州と言うより東海地域全般で使われる表現であろうか。

単純に「ご無礼」だと「失礼・ちょっとすいません」といった意味になる。

「ごぶれい」の場合の使い方例としては、混雑してるとこを縫うように移動せざるを得ない場合とかに、共通語では「すいません」というものを「ご無礼(します)。」と言う感覚である。年長者が年下に対して「失礼」と言うところを多少丁寧にしていう感覚になる。逆に丁寧じゃない場合は「ごめんよ・ごめんな」と江戸っ子風になる時もある。「邪魔をするご無礼をお許しあれ」と言った意味の短縮形みたいな「先謝っとくね」的なものであろうか。

で、本題の「ごぶれいするで」は今の使い方は「悪いけどお先に」ということでほぼ定着している。死語の「ここらでドロンする」みたいなものだが、一応丁寧な謝意の物言いなので「ドロン」のような幾分おちゃらけた表現ではない。「先行く不幸をお許し下さい」ということ。なんちって。

例文

「盛り上がってるとこ悪いけどここらでご無礼さしてもらうでねえ。」

「はあかえるだか?まあちっとええらあ。」

  (もう帰るの?もう少しいいだろう。)

「悪いやあ。どうしても行かにゃかんとこあるもんで。」

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