遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「死なないから大丈夫だよ」と言ってる。決断・決行を促す際の後押し文句としてよく使われる表現。
意味合いとしては「失敗しても命取られるまでの深刻な話しとかじゃないだろう」・「人生が懸かる程の重要なことじゃないだろう」といった気を楽にしなよということであるが、すごくお気楽に物を言ってる印象を受ける。これによって緊張を和らげるという効能が見込まれる訳であるが。男女共用で使われる。
生死を懸けたみたいな危険と隣り合わせのような深刻な状況に使われるのではなく日常の何の気なしの躊躇とかに対して能天気に放たれる表現であろう。
こう言われて(後押しされて)その気なって実行したけど上手く行かなかったとしたら、言われた方は「なんだよ~」という気になったりするが、言った方は悪いこと言っちゃったとかいう罪の意識は殆どないし上手くいっても自分の手柄だとも思わない。そんな感じの親身ではない督促の表現であろうか。
あまり露骨に後が詰まってんだから早くしなみたいなことだと怒りを買うのでそういう状況で使うには言い回しに注意(配慮・工夫)が必要となる。
例文
「あんたなにしょろしょろしてるよを。どっちをやるだかちゃっちゃと決めてやりない。」
(なにトロトロやってるの。どっちをやるのかとっとと決めてやっちゃいなさいよ。)
「あれえ人がどうしっか真剣に悩んでるっつうだに 人のこんだと思ってどいい加減なことゆっちゃかん。」
(も~、人がどうしようか真剣に悩んでるっていうのに、他人事だと思ってどうでもいい事みたいに言わないでよ。)、
「大丈夫だってなんかあったって死にゃせんでいいに。それん なんかあったってわしちゃっちゃと逃げるで心配いらんよ。」
(大丈夫だって。命まで取られる訳じゃないんだから。それにもしなんかあっても私はとっとと逃げるから問題ないって。)