遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「ひととこ」だと一箇所。つまり「ところ」と訳せばいいのか。
数でなく「いいとこ」とか「誰それのとこ」とかいう使い方であれば分かりがいいか。
別に「一」だけに限ったことではなく
「ふたとこに分かれて」(二箇所に分かれて)
「みとこ・よとこ・いつとこ・むとこ・ななとこ・やとこ・・・・・・」
とかいった風に色々な数でも使われる。さすがに十を越えると使うかどうかは疑わしいが。広い地域で使われる表現で遠州独特という訳ではなかろうが遠州でも使うよということで記載。まあ多分古い日本語なんだろうかな。
ちなみに「ひととこ」。関東とか甲斐の方では「同じ場所」と訳されてるところもあるみたいだが「ずうっとひととこに居る」が同じ場所と訳すのは理解出来るが「AとBはある意味同じとこみたいなもの」というのを「AとBはある意味ひととこみたいなもの」という使い方をするのであろうか。遠州では違和感がある感じになりこういう使い方はしないと思うのだが。ちなみにこういう場合遠州弁では「AとBはなんしょいっしょくたあなもんでえ」とかになる。
例文
「そんなひととこにかたまってんで広がりない。」
(そんな一箇所にかたまっていないで広がりなさい。)
「さぶくてしょんないだで広がれすかや。」
(寒くて堪らないんだから広がれないよ。)
「はしくり廻りとかすりゃあぬくとくなるだで散りない。」
(走り回るなりすればあったかくなるだろうから散りなさい。)
「そんな若かないだで無茶でけすか。」
(もう若くないんだから無茶出来ないよ。)
「高校生がなにぬかす。」