遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「どうせすでえ」(どうするよ)と言う記事も書いたがその系統で「どうせすかいやあ」。「い」を省いて「どうせすかやあ」という表現もある。
意味はどうしようかな・どうやろうかなと言う意味。
深刻・真剣に思案してるような場合にはあまり使われず、共通語に訳すと「う~ん」というニュアンスの方が近い。
「どうしまいかやあ・どうしまいかねえ」(どうしたらいいんだろう)は他人にどうしたらいい?と尋ねてる雰囲気も含むことがあり、「どうせすかいやあ」は自問自答であくまで自身で決着判断つけるつもりの時に吐く言葉というニュアンスが強い。
そういう意味では「如何にしてくれようぞ」という言葉に近いと言えば近いのかも。
「どうせすか」はどうしようか。なあという思惑の表現が削れたニュアンスになる。
「どうせすだかいやあ」となると「どうするつもりなんだろう」となる。
近い表現で「どうしっか」・「どうせっか」というのがあるが、これとの違いは深刻度合いであろうか。「どうしっか」と言う方が深刻に悩んでる印象を受ける。
例文
「ん~。どうせすかやあ。」
(う~んどうしようかなあ。)
「なにょう珍しく頭使ってるでえ。」
(何珍しく考え事してるんだ?)
「失礼しちゃうやあ。人んど真面目に考えてるっつうだに。」
(失礼な。人が真剣に考えてるっていうのに。)
「で、なによー。」
(それでなに考えてるんだ?)
「今日の昼AランチにするかBランチにせすか悩んでるだよお。」
呆れて「はいはい好きにしてくりょう。でもあれだにい、どっちかっつうと昼休み入ってからにして欲しいだけどやあ。」