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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

どへた・どべた・どんべた・どべたくそ

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どへた・どべた・どんべた・どべたくそ

超がつくへたくそと言う意味。略さず「どべたくそ」・「どへたくっそお」・「へったあ」という場合もあるなどバリエーションは豊富。「ど」の代わりに「ばか」を使う場合は「べたくそ」にはならず「へたくそ」になる。

下手の度合いでいくと
へた<どへた<どべた<どんべた<どべたくそ
といった具合になろうか。

例文

「あいつさあ、マーチンのDシリーズ持っとるだにい。すげえら?」

  (あいつさあ。マーチンのDシリーズ持ってるんだって。凄いと思わないかい。)

「うっそを。あいつギターどべただにい。チューニングすらまともにでけんらしいって聞いたにぃ。」

  (本当かよー。あいつギター超へたくそだぞ。チューニングすらまともに出来ないらしいって聞いたぞ。)

「弾いてるとこ見たことあるだ?」

  (弾いてるところをみたことあるの?)

「おお一度あるだよ。どへただった。うまかない。」

  (うん一度あるよ。凄いへたくそだったよ。)

「どんべたけえ。ようそんなんでたっけーギター持ってるだなあ。感心せるわ。」

  (そんなへたくそなの?良くそれで高いギター持てるもんだなあ。感心しちゃうよ。)

「知らん。なんしょ親ん金持ちかなんかだらあ。」

  (分からないけど多分親が金持ちかなんかじゃないの。)

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