遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
おっとさが帰ってきて、息子が見たこともないおもちゃで遊んでるのを見ての夫婦の会話。
「ただいまあ。」
「おかえりい。」
「あれえ、なんでえ。太郎見たこんないおもちゃで遊んでるじゃん。」
(あれ?どうして?太郎見たことないおもちゃで遊んでる。)
「そうなのよ。こないだのおもちゃ、はあ飽いたらしくてえ、別のおもちゃ買ってってどうるさくするもんで、しょおないもんで買ったただよう。」
(そうなのよ。この間買った奴、もう飽きちゃったらしくて他の買ってってせがむもんだから。しょうがなく新しいの買ったの。)
「なんでえはあ飽いただか?しょんねえの。誰に似ただか飽きっぽいやっちゃのう。」
(なんだよもう飽きちゃったのかよ。しょうがない奴だなあ。誰に似たのかしらないが飽きっぽい奴だ。)
「ほんと誰に似ただかねえ。」
「のう。」
「ねえ。」
「・・・・お前だっつうに。」
「いやいやいやあんただっつうに。」
「はあ飽いただか」には、あきれ返るという意味合いも含む。
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