遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「もうどのくらい経ったんだろう」と言っている。そんな露骨な方言チックなものではないのであろうがよく使う言い回しなので記載。
素直に質問としてどれくらい?と聞くこともあるが、こう言いつつ自分の記憶を思い出そうとしてることの方が多い。だからといって思い出すのを待つ必要はなく答えれるものはさっと答えても気分を害されることは無い。
思い出さなければ「ああそう、そうだっけか」。思い出せば「そうだったそうそうあんときゃあ」とかいう事になって次に進むものである。
ちなみに「はあどんくらいなるね」という「よを」が「ね」に変わる言い方(他には「よ」)もあるが年長者の発言なのでタメ同士や目上に対して発するとムッとされることがある。もっとも農業が盛んな辺りではこちらの方がよく使われるみたい。なので集落によってそのニュアンスは異なるので一概には言えないのではあるが無難な線では「よを」を使うのがいいかと。
「ね」以外では「だあ」・「だや」・「かや」とかがある。
例文1
「こんにちわ。お久し振りです。」
「おおこりゃあ久しぶりじゃん。元気してた?」
「おかげさんでなんとか息してますわあ。」
「引っ越いてはあどんくらいんなるよを。」
「はあかれこれ4・5年ですかねえ。」
「そんな前だったけか。あっちゅう間だなあ。」
「ほんとわけないっすわ。」
「まあたまにゃあ顔出しい。」
「あ、有り難うございますう。それじゃあどうも。」
「どうもねえ。」
例文2
「こんにちわ。お久し振りです。」
「おおこりゃあ久し振りじゃん。元気してた?」
「おかげさんでなんとか息してますわあ。」
「引っ越いてはあどんくらいなるよを。」
「はあかれこれ4・5年ですかねえ。」
「おおそうだった。そうゆやああんときゃいきなしでドタバタしとったなあ。はあそんななるう。わきゃないなあ。」
「まあ急に転勤決まったもんでねえ。ホントあんときゃご迷惑掛けました。」
「いやあ。まあ時間あるだら?茶あでも呑んできない。」
「今日はちょっと。またちゃんと来ます。女房も挨拶したいみたいだもんで。」
「おおそうけえ。歓迎すっで近い内寄りない。」