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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

ほいほい

「あんた、知らん人にほいほいついてっちゃかんにい。」

  (聞きなさい。知らない人に簡単についていかないようにね。)

「ほいほい」という言葉には「軽薄」・「安易」・「安直」・「人が良すぎる」とかいうニュアンスがある。

もっとも、辞書にも載ってるし、ごきぶりほいほいとかいう商品もあるくらいだから方言ではないだろうが、上記の例文とかの使い方は遠州では多用される表現なので記載。

例文1

「じいじ。孫ん可愛いからってなんでもほいほい買ってやっちゃかんにい癖んなるで。」

  (おじいちゃん。孫が可愛いからっていってなんでもすぐ買い与えないでよ。癖になるから。)

「ホントだよ。言われりゃなんでもほいほい買うだでホントしょんない。」

  (そうだよ。請われればなんでも直ぐ買っちゃうんだからもう。)

「まあた、うちのガキ嘘泣きどんまいでな。」

  (それにうちのガキは嘘泣きがうまいからなあ。)

家族全員で注意されてる図。

例文2

「あんたあ知らん人にほいほいついてっちゃかんにい。」

「失礼しちゃうやあ、幾つだと思ってるよを子供じゃあるまいし。」

「なにゆってるよお。こないだはなに?」

「あれはナンパされたの。」

「どう違うよぉ。」

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