遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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ほかす、ほっぽらかす、どける、うっちゃる、かたす、は人それぞれ微妙に意味合いが異なっていて正直無法地帯。
なのでおおまかな共通語約になるので悪しからず。
「ほかす」・「ほっぽらかす」(放置する・途中で投げる・放り投げる)
「あれえまたあの子わあおもちゃほかいてどこ行きくさっただあ。」
(も~あの子は、おもちゃ置きっぱなしにしてどこ行っちゃったのよう。)
「まだそんなこんやってるだか。そんなんほっぽらかいときゃええだ。先んこれやれ。」
(まだやっているのか、もう後回しにして先にこれをやりなさい。)
「うっちゃる」が特に判断が難しい。
「ごみうっちゃっといて。」(ごみ捨てといて。)ごみなら取っとく筈もないので捨てるという意味でいいのだが、
「それ、そっちにうっちゃっといて。」となると、捨てるのかとりあえずそこに置いといてなのか判断が難しい。
「あんたなにしてるよう、そんなのうっちゃっといてはやく行かんと間に合わなんくなるにい。」
(あんたなにしてんの、そんなの後にして直ぐ行かないと間に合わなくなるでしょう。)若しくは(・・そんなの止めて・・)となる。つまり後回しにしろなのか、もう止めろなのか、どっちにも解釈できてしまう。これが「・・ほかいてはやく行かと・・」であれば後回しと限定できるのであるが命令・指導的になる。ある意味命令というよりも判断はお前に任すという、どうでもいいけど的なニュアンスの際に使われるから曖昧なのかもしれないが定かではない。
「かたす・どける」(片付ける・整理して見映えを整える)どけるは共通語ではあるが、「よける」と同じで少し使い方が独特なのであえて。
「あんたねえ、そこいら辺ちゃっとかたしとかんとはあじきに人ん来ちゃうにい。」
(ほらほら、もうじきお見えになるから、そこいら辺直ぐに片付けなさい。)
「もおあの子わあ、おもちゃかたしもしんでどこ行っちゃったよう。」
(もうあの子は、おもちゃ片付けもしないでどこに行ったのよ。)