遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
こう言った時の表情は大抵苦笑い系である。直訳すれば、(まあまあそんなこと言わないで)となる。
意味としては、あんたの言うことは良く分かったもっともで良く分かるけれどここはこの場の空気を読んで妥協してくれよ、と言う意味になる。
絶対折れそうも無い意見を述べた人に対して妥協案を選択してもらうよう働きかける為の枕言葉。普通は言い合いをしている当事者ではなく仲介に入ろうとする第三者がいう言葉。下手に出る感じになるので、「うっさいなあ」とかで拒否されたら下手にでてりゃあいい気になりやがって「てめえ何様だあ」と態度を豹変するか、へらへら笑って失礼しましたと黙って引き下がるかの選択を迫られる事になる。
商談の際に使って使えない訳ではないが、正式なビジネスというよりも、裏取引してるようにも聞こえるので向いているとは思えない。
きりが無いのでうやむやにして打ち切りたい時には、
「ほれ、そんなこといっとらんで・・」・「そんなこといわすとぉ」と「まあまあまあ」を省略する。
強く命令口調で頭ごなしにうやむやにする時は、
「やあ、いちいちこうるさいことぬかさんで なんしょ・・・・」・「もういい加減にしてやぁ」
うやむやにせずに自らも参戦してあくまで戦う場合は、
「あんたねえ、なにゆってるよぉ・・・」・「さっきから聞いてりゃなんだぁ・・・」
あくまで一例であって遠州人全てがこういう言い方をしているわけではない。