遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
見に行こうかと思ってと言う意味。
ここでも味噌は「いかすか」。
「せっかく鹿島の花火んやってるだでちゃっちゃと仕事かたいておっかさとガキん連れて見いいかすかと思ってるもんでえ、早よ終らまい。」
(せっかく鹿島の花火やっているんだから、テキパキ仕事片付けて、女房子供連れて見に行こうかと思ってるんだから、早く終ろうよ。)
「~しすかと思って」~しようかと思ってという使い方は遠州ではよく使う表現である。「し」を「せ」にする場合も多々ある。
「やりいかすかと」(やりにいこうかと)
「置きいかすかと」(置きにいこうかと)
「喰いいかすかと」(食べにいこうかと)
「寝えいかすかと」(寝に行こうかと)
「勝負せすかと」(勝負しようかと)
「明日にしすかと」(明日にしようかと)
「こっちにしすかと」(こっちにしようかと)
など挙げたらキリがない。大抵「思って」が次につく。集落によっては「見いいかすと」と「か」を省くところもある。