遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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大分時間がかかるよと言っている。「やああっと」は「やっと」が訛ったものだと思っていたが「久し振り」を「やっとかぶり」(八十日振り)と言うのでそちらからの「やああっと」(八十日)ということから来た可能性もある。が、定かではない。
例文 ある機械の修理に来た人とお店の人の会話
「どんくらいかかる?」
(どれくらいで直る?)
「やああっとかかるよお。こんだけいっちゃってると。」
(大分かかるよこれだけ壊れてると。)
「やああっとってどんくらいい?」
(大分ってどのくらい?)
「ま、そうでえの部品の注文で在庫あるなしにもよるけど。在庫あっての話で一週間ってとこかあ?」
(まあそうだなあ、部品の在庫にもよるけども、在庫あったとして一週間ってとこかな)
「そんなもかかるう!」
(そんなにかかるの?)
「そりゃそうでえ。ぜんぜん手入れしとらんだもんで、そっこらじゅうサビサビじゃんかあ。だで全とっかえしんとかんだもんで一度全部バラさんとかんだもん。そんくらいくれんとやりおせんて。」
(そりゃあそうだよ。全く手入れしてなくてそこいらじゅう錆びだらけじゃないか。だから全部取り替えするために一度全部分解しないといけないから。一週間は見てもらわないと無理だって。)
例文2 道を尋ねる人と答える地元民
「すいません道をお聞きしたいんですけど。」
「どこまでよう。」
(どちらまで?)
「あのう、○○というお店なんですけど。」
「ああ。ほいたらよう、こん道ん真っつぐ行ってえ行きんどまったらあ、右ん折れてえ、3つ目の信号越えたらあ、くろん方にめえると思うだけどやあ。」
(ああそうしたらねえ、この道を真っ直ぐ進んで突き当たったら交差点を右。3つ目の信号を越えたら角の辺りに見える筈だけど。)
「はぁ。ありがとうございます。どれくらいかかりますかねえ。」
「そうでえの歩いてくだらあ。やああっとかかるにいここからだと。ポンポンで飛んできゃあっちゅうまだけどや。」
(そうだなあ、歩きだと結構かかるよ。オートバイで飛ばしてきゃあっというまだけどね。)