遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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お名前はなんですか?と言う意味。「だ」の他に「よ」を用いる場合も多い。「よ」を使うと多少柔らかめに聞こえる。
分解して説明すると名前・なんと・いうのだ、となる。「名前」と「なん」と「だ」はそのまま変化なしで、「というの」が「つう」に変化していることになる。厳密に云うと「つうの」から「つうん」(「の」が「ん」に変化してる)という変化である。はしょらず正確に言うと「名前なんつうんだ?」となる。大方の人は「ん」を省略しているが省略せずに「つうぅんだ」と言う人もいる。ややこしい事に「ぅん」が入るとアクセントが変わる。「ぅん」がない場合は「つ」が強調になるが、「ぅん」が入ると「ん」に強調が移る。
こそこそ話しで人に「あの人名前なんつうだ?」と聞く使い方もあるが、直接本人に対してこう尋ねる場合もある。
女性言葉(野郎も使う)では「名前なんてえよ」という表現もある。
「なんてえの?」という言い方は使いはするが遠州弁的ではない。
例文1
「あんた、名前なんつうよ。」
「え?あ、○○と申します。」
「ほうけえ、ほいじゃ○○さんさあ、悪いだけど用頼まれてくれんかねえ。」
といった感じで使われる。こういう部分が遠州弁が馴れ馴れしく映る要因でもある訳だが、極めて普通の感情と応対で話してるつもりでいる。
もし見下したり突き放したぶっきらぼうに言う場合には
例文2
「やぁ、名前。なんつうだ?」
「え?あ、○○と申します。」
「じゃさあ用事言うで頼まれてくりょうやあ。」
となる。
例文音声はこちら