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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

いっしょくたあ

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いっしょくたあ

十把一からげ・なにもかも一緒にしてしまう・混ぜこぜにするといった意味。

「いっしょくたあにせるじゃないにぃ。後んなって困るだでえ。」

  (ごちゃ混ぜにするんじゃないよ。後で困る事になるんだから。)

これの凄い様を表わすのに「ど」とか「馬鹿」は使われない。「がんこ」・「えらい」が使われる。
「やたらくしゃいっしょくたあ」・「なんしょいっしょくたあ」辺りの方がより雑加減が増す表現になろうか。

遠州弁固有の言い回しかというとそうでもなさそうで、「一色単」(たくさんの色を混ぜ合わせて一色にする)という説明があれば、それは間違いで「一緒くた」が正しいと謳ってるところもあり諸説紛々といったところか。

個人的には色んな色混ぜたら鮮やかな色には絶対ならないものだからして、決して混ぜる事はいいことではないという「よからぬ事」というイメージが「いっしょくた」と被るのでこれに納得するところである。

「一緒くた」の方だと「くた」って何?ってのがある。でもネットの辞書には「一緒くた」とされてあった。なのでこちらの方が正しいのかもだろうけどだったら「くた」とはなんぞやという説明もしてもらわないと納得いかない部分がありますわな。

例文

「子供らのお土産なににする?」

「全部おんなしでええらあ。」

  (全部一緒で善いだろう。)

「いっしょくたあにすると上んすねるにぃ。」

  (どうせ子供だからって同じに扱うと上の子がすねちゃうよ。)

音声はこちら

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