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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

えごえご

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えごえご

えごえごしてる」で真っ直ぐでない・曲がりくねっているという意味合いになる。
似た意味合いの言葉で「えがむ」があり、歪む(ゆがむ)・曲がるという意味なので、これの親戚か変形と考えても罰は当たらんと思う。なので、「歪む」が訛って「えがむ」になり「えがむ」が擬音化して「えがえが」はしっくりこないので「えごえご」になったんじゃないかと勝手に想像している。

普通使われるのは、「線引き使って線引いただにえごえごになっちゃった。」(定規をあてて書いたのに何故か線がゆがんじゃった。)「あいつん家道んがんこえごえごしとるもんでなんしょ車だと行きづらいだわ。」(あいつの家に行く道、曲がりくねっててとにかく車だと入りづらいんだよ。)

音声はこちら


それ以外の使い方として

意味としては「軋む」(きしむ)。例えば本来堅いはずの床が歩いたりしたら沈むような時「床んえごえごしとる。」という風に使う。釘が外れてたり板が腐っていたりしてきっちり留まってない不安定な状態を指す。「床んえごえごしとるで、えがんでるだらあ。」となれば板が歪んでる出るんじゃないか。「床んえごえごしとるで、やごいだらあ。」となれば材質が適正でないと言っていることになる。

なお、「やごい」の部分を短縮形で「えごい」と使う人もいるが少数派であろうおそらく。普通なら「やごい」を使う。

他には下敷きを波打つようにふにゃふにゃさせて扇いで遊んでる人に向かって「なにょう下敷きえごえごさせてるだ?」(下敷きくゆらせて一体何してるんだ?)と言う風に不安定な状態だけでなく、ゆらめかせる時にも使われる場合がある。

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