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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

かう

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かう

「ほい、ちゃんと鍵かっただ?」
   (ねえちゃんと鍵かけたの?)

「やいやい鍵んかい忘れてたわあ。」
   (しまった鍵をかけ忘れてたなあ。)

「ちゃっとかってきてやあ。」
   (直ぐかけてきてよ。)

音声はこちら


「かう」そのものは、(支う)と書くれっきとした共通語である。「あて木をかう」とかのように動かないようにささえるとかあてがうという意味である。

共通語では「鍵を掛ける」なのに何故遠州弁で「鍵をかう」という表現が使われているかと言うのを推察すると、戸締りにおいて昔はしんばり棒をかっていたのが時代が変わってしんばり棒が鍵にその役目が取って代わっても、かうという表現はそのまま残ったと考えられる。したがって「鍵をかう」で(戸締りをする)という意味使いであろう。なので使われなくなった言葉が未だに遠州では活きていると言うことであって、他の地域でも残っていることは当然充分考えられる。

勿論私の勝手な推理なので合ってるかどうかは定かでない。

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