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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

汽車と電車

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汽車と電車

昭和の話し。
浜松旧市内限定の表現と思われるが、「汽車」と「電車」は使い分けられて表現されていた。勿論最近の若い衆らは流石にもう使わないであろうが。

浜松には鉄道が二つあって、JR(旧国鉄)と遠州鉄道の2社が路線を走らせている。それを使い分けるため、国鉄を「汽車」、遠鉄を「電車」と呼んでいた。

路線の長さから、国鉄には当然全国に繋がる入り口として果てしなさを感じるが、遠州鉄道は天竜までと先が見える長さである。鉄道ヲタクではないので、長さの表現の例えが思いつかないが、とにかく半日で行って帰ってができる距離間である。

「汽車」に乗って何処か行くと言うことは、どこか遠くへ行くということであり、「電車」に乗ってとなると、何かの用足しに行くと言うことである。そういうイメージがどことなくこびりついているので、通勤の際に「汽車」で通う人は遠距離通勤してるという錯覚に陥ってしまう。浜北・天竜は地元通勤で磐田・掛川・湖西の衆らは随分遠くから通うもんだと本気で思ってた。

「電車」で旅情にふける事はない。あくまで日常の足なのである。乗るところも降りるところも遠い他所ではない。なので、名曲「なごり雪」の列車が汽車でよかった。もし電車だったら浜松の衆らは旅情をこれっぽっちも感じなかったであろう。たかが隣の町に離れる位で大袈裟な奴だと思ったかもしんない。

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