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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

(あそこん)さあ

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(あそこん)さあ

あそこの辺りとでも申しましょうか。あそこらへんって方が適格か。

「さあ」と言うのが~の辺りということになる。共通語でいうところの「あのさあ」とか「さあね」とかいう使い方ではない。

例文

「川んさあに生えとる草。なんか珍しい種類らしいだでやたらくしゃとっちゃかんらしいに。」

  (川の辺りに生えてる草がね。なんか珍しい種類みたいだから、むやみに採ってはいけないらしいよ。)

「へえー初めて聞いたよお。そんな変なの昔っから生えとったかいやあ記憶んないよお。」

  (へー初めて聞いたよ。そんな珍しいの昔から生えてたかなあ記憶にないよ。)

「こないだノブさあんとこのとっつぁま、草刈機であそこんさあ刈っとたら注意されただと。」

  (この間ノブさんところのお父さんが草刈機であそこら辺を刈っていたら注意されたんだって。)

「誰にい。」

  (誰にだよ。)

「そこんさあよーわ知らんだけどやあ。ゆわれただとっ。」

  (そこらへんは詳しく知らないんだけど、とにかく言われたんだって。)

例文音声はこちら

あくまで「さあ」であって「さ」ではない。他所のお国言葉の「どこさいくだ?」というのは違うような気がする。

なので蛇足だが「あんたがたどこさ」というような使い方はしない。遠州弁だと「あんたらどこよを」となる。若しくは「よを」の変わりに「でえ」。

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