遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「食やあ食ったで食いながし食ってる」
これを訳すと
「食べれば食べたでひたすら食べてる」となる。
「しながし」意味的には何かをしっぱなしにするとかひたすらということになろうか。
「垂れ流し」という言葉も共通語としてあるようにそう変わった表現ではないと思われるのだが何故か「~しながし」という用途の範囲が遠州では他地域よりも多いと言うのが特長であろうか。
言葉イジリで「流しで水を流しっぱなし」を「ながしで水ながしながし」というのも無くは無い。が普通はこういう使い方はしない気がする。
例文1
「ダイエットだっつって食わんとなら全然だけど、食やあ食ったで食いながしで馬鹿がんこ。」
(ダイエットするって時は本当全然食べないくせに、食べだしたらもう食べっぱなしでもの凄い極端。)
「で痩せただって?」
(それで痩せたの?)
「そりゃ無理だらあ。」
(それは無理でしょう。)
例文2
「あん人の買い物依存症馬鹿がんこだにい。ホント買いながし買って見てて気持ち悪くなる時あるもん。」
「そんなにい。」
「高価なもんばっかなら金持ちだやあっつって呆れてモノも言えんだけだけど、スーパーなんか一緒に行ってみい。安いっつうだけで信じれんくらいカゴにあれやこれや詰め込むだにい。使いおせる量にゃとても思えんもん。」
「おすそ分けとかするじゃない?」
「知らんやあ。もの貰ったなんて誰からも聞いたこんないにい。自分で病気たあゆうとったけど直らんだかいねえ。ホント凄いって。」
例文音声はこちら