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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

せせくる

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せせくる

「触る」ということだが。どちらかというとちょっかいを出すというか「いじる」・「つっつく」という感じの方が近いような感じがする。

言葉そのものは共通語で、ネットの辞書での「せせくる」だとその意味は遠州で使われている意味と少し異なるが、「せせる」で載っている意味ならば、繰り返しつつく・つついて漁る・いじる・ほじる・つつき散らす等の意味であってこれなら遠州弁での「せせくる」とほぼ同じになる。共通語では使わなくなった言い回しが遠州ではまだ残っているというものであろう。「いじる」を「いじくる」というように「せせる」を「せせくる」というのが遠州弁っぽいともとれる。

遠州では子供のおいたを大人がたしなめるような場合とかに使われる事が多い。大人に対して発したらガキ扱いしてるという事になったりもするのであまり使うことはないような気がする。

近い言葉では「いぜくる」・「なぶる」・「かまう」というのがありこれらは大人子供とかに拘らず使っている。

例文

「あんたねえ。物珍しいからかしらんがさっきからせせくってばっかいるじゃん。変になっちゃかんでやめな。」

  (も~物珍しいからってさっきからずっと弄り回してるじゃないの。変になったらいけないから止めなさい。)

「こわしゃへんでいいじゃんかあ。」

  (壊したりしないからいいでしょ別に。)

「なにゆってるよを。あんたの手えかぶれるかもしれんでやめなっつってるの。」

  (なに言ってんの。あんたの手がかぶれるかもしれないから止めなさいって言ってるの。)

例文音声はこちら

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