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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

だでや・だでやあ

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だでや・だでやあ

「だでや、さっきからそおゆってるらあ。」

  (だからさ、さっきからそう言ってるだろ。)

「さっきいからそうゆってるだでや。」

  (さっきからそう言ってるんだからさ。)

「だでや」=「だからさ」・「だからね」と訳せる。「だでやあ」で「だからさあ」・「だからねえ」。

男言葉であり、女性(共用)言葉だと「だでね」・「だでねえ」もしくは「だでさ」・「だでさあ」となる。

「だで」を「だもんで」に置き換えて「だもんでや」とすると「なのだから・なんだから」となり、「だでや」は結論(一番言いたい事)がこの後に(流れ)に続くもので必ずしも前の話しの繋がりとは一致しない場合とかがあるが「だもんで」は前の話しの流れの延長線上で繋がるものである。

「だでや」は「それはそれとしてさあ」という使い方もあるということで話しが飛躍する事もあるということ。そして「だもんでや」は「ということなんだからさ」という意味使いであるので別の話しへと移行することは普通ないということ。無論普通じゃない事もあるが。

「わし先行くだでや、絶対来いよ。」

  (先にいくからね。絶対来いよ。)

「わし先行くだもんでや、来んとかんにい。」

  (先に行くんだからさ、来ないと駄目だよ。)

「晴れてきただでや、さっきよせた洗濯もんまた干しまい。」

  (晴れてきたからさ、さっき取り込んだ洗濯物また干そうよ。)

「晴れてきただもんでや、さっきよせた洗濯もんまた干しまい。」

  (晴れてきたんだからさあ、さっき取り込んだ洗濯物また干そうよ。)

まあ非常に些細なものだがこういった違いが生じてくる。

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