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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

ちんちん

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ちんちん

これだけだと大抵はお湯が沸騰してる状態を表わすことが多い。どちらかというと適温を越えて沸き過ぎというニュアンスにとれる。

しかしながら使い方は幅広く「鉄板はあちんちん」となれば「鉄板はもう十分熱せられている」・「雨漏り直いたいだがトタンちんちんで足降ろせやせん」(雨漏り直したいんだけどトタン屋根が日に焼けて熱くて足踏み入れられない)という風にお湯に限ったものではない。

とにかく熱せられてる様を表現する言葉である。だからといって「かっかする」を「ちんちんする」とは言わない。感情表現としては使われない。

この表現については名古屋でも使われているらしく特に遠州固有種の方言ということではなさそうである。

例えで言うと共通語の「それだと凄く熱くなり過ぎてしまうから駄目なんだよ。」というのを

名古屋だと多分「ほいじゃ でえりゃあ ちんちんになってまうで かんわあ。」かな?違ってたらごめんなさい素人なので。

遠州弁では「そんだと 馬鹿がんこ ちんちんに なるもんで かんだよ。」となる。

共通語にはこういう意味使いは存在してないらしく「ちんちん」というとひとつの意味しかなく、聞くとドキッとするらしいが発音というかイントネーションが異なるので混同することは我々現地人ではあり得ない(ちんちん電車のちんちんと同じイントネーション)。したがってなんら恥じることなく男女共に使う表現である。

例文(今回はリアルにありそうな会話ではなく完全に創作のおちゃらけ)

「知ってる?ド○フのコントでうんこちんちんっての。」

「知ってるよ。それんなに?」

「あれさあ、うんこがちんちんってこんだで要はやけくそっつう意味だらぁ?」

「違うらあいくらなんでもぉ。」

「じゃあちんちんってなによを。」

「そんなん知らすけえ。」

「知らんで笑ってるだか?」

「いいじゃん別にい。」

説明しよう。うんこがちんちん。つまり糞が熱せられている。ということは糞が焼けてるということだから「やけくそ」になるという論理である。もちろんこれは冗句であって遠州人が実際のコント見てそう思ってた訳ではない。

例文音声はこちら

ちなみに「ちんちん」。どういう意味なのか未だに知らない謎の言葉である。憶測でものを言えばやかんや鉄瓶が沸騰すると蒸気で蓋が踊る。その際「チンチン」と音が鳴るところからきているのではと想像するところである。

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