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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

どべ

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どべ

解釈はふたつ。まあふたつとも共通語であって特に遠州弁だと言い張れることではないのだが。

ひとつめは、最後尾・けつ・最下位と言う意味。ってあえて説明しなくても全国どこでも通用する言葉。遠州独特の「ん」をつけて「どんべ」という表現はあまり聞かないので存在しないと思われる。「どべ」は「どべ」。なので飛躍する意味とかニュアンスはない。(同じ意味でびりっけつが変化したもので「びっけ」という表現もある。)

「マラソン大会でどべ。」

もうひとつは、下手くそに「ど」がついて超下手くそと言う意味。「どべたくそ」を省略したもの。「どべた」の方が良く使われるのだが、「どべ」を使う人もいるということで。こちらは「どんべえ」という「ん」をつける言い方がある。ちなみにアクセント位置はカップそばうどんのどんべえ(DOnbei)とは異なりdonBEeとなる。

「あいつ大概のこたあ出来るだに、水泳だけはどんべえだに。不思議だらあ。」

下手くそ故に最下位になるわけだから、意味は違わないといえば違わないのではあるが、もとの言葉は違う筈。一応こういう使い分けは存在している。いづれもご愛嬌という感じであって決して非難するような物言いではない。

ただし(かっこ)内で述べた「びっけ」には多少中傷的なニュアンスになりやすい面もあるので使用の際は言われた相手が傷つかないようにする配慮が必要と思われる。

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