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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

なによう・なにがよう

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なによう・なにがよう

「ほい、あんた、あれよう、なによう、あのう、例の奴、どうしただ?」

「どうしたって、なにがよう。」

「ほれ、なによ、こないだ買ってやったカップ。」

「それが、なによう。」

「はあ使っただ?」

「使おうと思っただけどさあ、別になに用もないもんで使っちゃいんよ。」

「駄目じゃん使わにゃあ。」

「なんでよう。」

「もったないらあ、せっかく買ってきただで使わんと。」

「ま、そのうちね。」

「あんたねえ、人がせっかく親切にしてやってるだで、ちゃんとゆうこと聞きなさいよ。」

「なにようそんな言い方しんだっていいじゃん。」

「なんでよう、あんたがぞんざいだもんでじゃん。物大切にしんと罰ん当たるだでねえ。」

「いいもん別に。とんじゃかないもん。」

「あ~あ、こんなこんなら橋の下から拾ってこなきゃよかった。」

「なにそれ。」

この文章から、二人の関係性、性別、その後の展開が想像できたら立派な遠州弁の使い手である。(ちと古い言い回しだけどね。)

「なによう」・「なにがよう」は幅広い使われ方で、辞書みたく意味とか用途の説明は明確にしにくい。言葉自体は共通語だと思われるが、使う場所とニュアンスは共通語と微妙に違うと思うが説明する知恵がない。羅列すると、どうして?・どういうこと?・どうかしたの?・なにか問題でも?・なに言ってるのよ・思い出せないけどあれだよ・ちょっと待ちなさいよ・それがどうしたよ・だってそうでしょ、みたいな感じでしょうか。

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