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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

にしゃにしゃ

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にしゃにしゃ

これが方言かというとそうではないであろう。ではどういう意味かと辞書には無いので遠州で使われてる経験値で量るしかない。だから全国的にこの使い方が同じかどうかは分からない。

ニタニタ・ニヤニヤ・デレデレ・ウハウハ・ヘラヘラ・ゲラゲラ・ガハガハ・クスクス・デヘデヘ・カラカラ・エヘエヘ・くしゃくしゃ

笑いの様を表わす表現は数多くあり、雨の種類とか並に豊かである。

「にしゃにしゃ」は当然にやけた笑いの表現であろうが、照れ笑いでもスケベ笑いでもなくなんとなく小さな幸せ噛み締めてる雰囲気が漂う気がするのは私だけであろうか。

つまり「にしゃにしゃ」を訳すと何かいい事があった時の抑えきれてない笑いと解釈している。地域によって感覚が異なるやもしれぬがそんななあとんじゃかない。

「へらへら」のような不快感を与えるものではなく「にたにた」程独自の世界に入りきってるほどでもないし「でれでれ」程骨抜き状態でもないので共通語に訳すとしたらなんになるんだろう。「えへらえへら」辺りだろうか。

例文

「なんだあおんめえ。にしゃにしゃしてえ。」

  (なに?どうしたの。なんかいいことあったのか?)

「いやあ。なんでもねえよ。」

「なにいい事あっただか知らんが、にしゃにしゃしとらんで仕事戻るにい。」

   (どんな良い事があったのか知らないが、仕事戻るから相好を崩してないでしゃきっとしろよ。)


例文音声はこちら

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