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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

はいねっ

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はいねっ

共通語で近いのは「あいよ」あたりであろうか。
親しい人以外に使うと、こいつなめてんのかと思われかねないので注意が必要か。

「ほい、それかたいといて。」

「まるさらけ。」

「そうだよお。」

「いっぺんにけ?」

「あたりまえじゃん、わけてどうせるよ?使えんくなるら。」

「だって弩重そうじゃん。自分持ちいんもんで人にたのむだらあ。」

「馬鹿いっちゃかんて、これっぱかでひゃあひゃあこいてちゃかんに。ちゃっちゃとしてやあ。」

「はいねっ」

共通語訳

「ねえ、それ片付けて。」

「全部?。」

「そうだよ。」

「一遍に?。」

「当たり前だろう、分けたら使い物にならなくなるだろうが。」

「だって凄く重そうじゃないか。持ちたくないので私に押し付ける気でだろ。」

「何いってんだ、そんなに重くないんだから、早くしろよ。」

「はいはい。」

押し問答のあげくに了承する、まあ「渋々」という意思を含んだ了承という感じ。

神久呂の知人は、この「はいね」を元気良くゆうので、「イエッサー」とか「まかしょう」みたいに聞こえるもんで、集落によって違うのかもしんない。

因みに私のは、東小・八中の学区内で使われてたのが原語です。

他には

「ありがとう」と感謝・労をねぎらうなどの言葉を言われた際に「どういたしまして」だと照れくさい感じがして「どうってこたあねえよ」みたいなニュアンスで返す言葉。

例文

「ありがとねてんだいきてくれて。助かるやあ。ほんとありがとね。」

「はいね。」

「そんな照れんでもいいじゃん。」

注、「てんだい」(手伝い)

まあ、色々なニュアンス使いが出来る言葉であろうな。

例文音声はこちら

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