忍者ブログ

遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

ひらう

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

コメント

ただいまコメントを受けつけておりません。

ひらう

「拾う」(ひろう)の訛った表現。ほぼ年寄り言葉。男女共用で使われる。

なんか旧仮名遣いみたいだが実際にそう言う。

「落ち葉拾い」を「おちばひらい」とは普通言わないが「葉っぱを拾いなさい」とかでは「葉っぱひらいない」とか言う風に使う状況に応じて訛る。

例文

「あんたこんなのどこでひらって来たよを。」

  (あんたこんなのどこで拾って来たの?)

「失礼しちゃうやあ。買って来ただよ。ちゃんとしたパンツだでねえ。」

  (随分なこと言ってくれるじゃない。買って来たの。ちゃんとしたパンツなんだから。)

「うっそだあ。落ちてたのひらって来たとしか思えんにい。穴んぼこぼこ開いてるしい。」

  (信じられない。落ちていたのを拾って来たとしか思えない。破れがそこいらじゅうあるじゃないの。)

「馬鹿こいちゃかんて。結構しただにい。」

  (冗談じゃないわよ。結構したんだからね。)

「やんぶれたズボンなんかなに使うよを。わきゃあわからん。」

  (破れたズボンなんか一体何に使うの?訳が分からない。)

「いいだよ分からん衆に何言っても無駄だで分からんでもを。」

  (いいの分からなくても。分からない人に説明しても無駄だから。)

「そんなんで外歩くじゃないらねえ。こぶしょったい。」

  (それはいて外に出るんじゃないでしょうね。見苦しい。)

「いらんこんじゃん。」

  (余計なお世話。)

例文音声はこちら

PR

コメント

プロフィール

HN:
はちまん
性別:
非公開

P R

フリーエリア

忍者カウンター