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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

ひゃっこい・ひゃっこく

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ひゃっこい・ひゃっこく

「ひゃっこい」→「冷たい」・「ひゃっこく」→「冷たく」という意味である。

「すいかひゃっこくしてあるでたべない。」

  (すいか冷やしてあるから食べなよ。)

「夏でも洞窟ん中入るとひゃっこいできんもちいーだよ。」

  (夏でも洞窟の中に入ると冷たいから気持ちがいいんだよ。)

「客来る窓口はひゃっこいだに客来ん裏の事務室入るとドカンとするできらい。だであんまし何回も出入りしたあない。用は一回で済む様にしとくりょ。ほうでないと体おやいちゃう。」

  (客が来る窓口は涼しいけれど客が来ない裏の事務室にいくと暑くてムッとするから嫌だ。なのであまり何度も行ったり来たりしたくない。用事は一度で済む様にしてくれ。そうでないと体調悪くしちゃう。)

例文音声はこちら

機械とお客にはこれでもかと冷房かけまくりだが、中で事務や作業をする人には経費節減という印籠を見せびらかす。「人は石垣人は城」なんて夢の世界。労働組合が強かった時代は多少歯止めがかかってたけど、今、過去の遺物の社会保険庁の体質を見ると諸手を挙げて昔は好かったなんて言えず痛し痒しでもある。


心が冷たくても「心んひゃっこい」とは使わない。心は「心んつべたい」か「心んつんめたっ」が普通であろう。

使いどころについては、必ずこうなると言い切れる自信は無いが、実際の使い方を考えるとこうだろうなと。

「ひゃっこい」

漢字にすると「冷やこい」であろうか。

要は冷たいと言っている訳であるが、それが不快というものではなくむしろ心地いいと感じてる状態を表わしていると思えるところ。

「風んひゃっこくて気持ちいい」

「ひゃっこくて腹冷えた。」みたいな場合は気持ちよくて度を過ぎて冷気にあたってしまって腹が不調になったという悪いのは「ひゃっこさ」ではなく「加減」という勢いになる。

時期としては夏場に於いて涼しいとかいうもので冬場には「ひゃっこい」は使われないと思える。冬での冷たいは「ちべたい」・「つべたい」がよく使われる。

「やあ、外どつべたくてたまらんに」

夏での心地よくない冷たいは「つめてえ」・「つめた」とかになろうか。


「冷房効き過ぎでばかつめた。」

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