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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

ぶしょい

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ぶしょい

「ぶしょったい」という言葉が方言だとは知らなんだ。ということは東京みたいな人ががんこいるとこで、「ぶしょったい」と叫んで振り向く人がいれば、それが静岡県人だと判断するに充分な見分け方になるということか。

つうこたあ当然「ぶしょい」も遠州弁なのか。

だらしない・不精という意味であるが元は多分不精が変形したものと想像できる。その他には、似合わない・格好悪いという意味を含む場合もある。

「ぶしょったい」の省略形とも勘繰られるが定かではない。

見分け方話しの続きだが、「ぶしょったい」は静岡県全域で通用するし、もしかしたら三河・甲府の衆らも使ってるかもしれないので、遠州人かどうかを判断するには「やあ、馬鹿ぶしょったい。」又は「やあどぶしょい格好しとるじゃねえよ。」といえば限定できる。・・・かもしれない。

使用例1

洋服売り場で試着をしてる時の会話

「この服どう?」

「ぶしょったい。」

この場合だらしないというよりも、似合わないという意味合いになる。ただしここまで言い切るとなると物凄い勇気が必要である。こういう場で使うとセンスがないと暗に言ってることになるからである。

もっと強烈な表現は「うう どぶしょい。馬ぁ鹿ぶしょったい。」となるが現実的にはこっちの方が使われてるような気がしないでもない。「ぶしょったい」と冷たく言い放つよりも柔らかく聞こえるからであろうか。

使用例2

「ほれあんた、はあじきにお客さんみえるだで、そんなぶしょったい格好いつまでもしてちゃかん。ちゃっと着替えんと。」

  (ほらあ、もうすぐお客さんおみえになるんだから、いつまでもだらしない格好してないで、すぐ着替えなさい。)

「どこんぶしょいだあ。ぶしょくありもへんに。」

  (どこがだらしないよ。だらしなくなんかない。)

「ぶしょったい」と「ぶしょい」の使い分けは言葉の意味が同じなので、明確にはない。

例文音声はこちら

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