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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

ほれ

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ほれ

「ほい」は基本女性言葉であるが「ほれ」は男女共用である。
「ほい」を共通語に置き換えると「ねえ」とか「ちょっと」・「おい」とかになろうか。
「ほれ」は「ほら」辺りとなろうか。「ほれえ」で「ほらあ」。

「ほれ」の使い方例で「そら・それ」という使い方においては

「ほれみい」・「ほれみっせえ」・「ほれみよやあ」

といった「見る」という言葉に掛かる事が多い。意味としては「そらみたことか」というニュアンスの強弱の違うパターン。

「ほれしろ」・「ほれやれ」・「ほれ言え」

とかはあまり使わない。ただし「ほれゆいい」(ほれ言いなさい)みたいな関西風な場合には使われることがある。

「ほれどうよ」(そらどうだ)については男の場合「ほれみよやあ」・「ほれみっせえ」などという言い回しを普通は使うので主には女性が使う表現であろうか。

「そら・それ」という使い方でなく「おい・ねえ」という場合には上記のような縛りはなくなんにでもくっついて使われたりする。ただし女性及びじいさまが使うものでじいさまの域に達していない男はあまり使うものではない。男は「やあ」・「やい」を主力として使う。

例文

「ほれ、早くしな。でんと置いてくにい。」

  (ちょっとを、早くしなさい。でないと置いてくよ。)

「待ってやあ。別にそんな急がんでもいいじゃん。そんな焦らして忘れもんしたらどうするよを。」

  (待ってよ。別にそんな急ぐ必要ないでしょう。そんなに焦らせて忘れ物とかしたらどうしてくれるの。)

「前もって準備しとかんもんでじゃん。はあ行くにい。」

  (前もって準備しとかないから慌てるんでしょ?もう行くよ。)

で、散々ぐちぐちいわれながらも準備が整い出発してから暫くして

「あれ、やだやあ。忘れものしちゃってえ。戻るにい。」

  (あ、やれやれ忘れ物しちゃったよ。一旦戻るよ。)

「なによをそれ。自分焦らしといてそれはないらあ。」

  (何それ?人には急がせといてそれはないでしょう。)

例文音声はこちら

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