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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

まるけ

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まるけ

よく使われるのは「ほこりまるけ」・「どろまるけ」。

この「まるけ」を共通語に訳すとしたら「だらけ」がいいのか「まみれ」がいいのか。

「血だらけになって」を「血まるけんなって」とは言わない。ではどう言うかというと、「血いだあだあで」とか「血だるまんなって」などと言うのは少数派で普通は「血だらけになって」とそのままである。

「汗まみれになって働く」を「汗まるけんなって働かす」とも言わない。「汗だくんなって働かす」というのが普通。

「烏合の衆だらけで話にならない」を「ばかまるけで話しんならん」とは言わない。「ばかばっかで話しんならん」と普通は言う。

つまるところどっちだと言い切れない。よく分からないので辞書で「まみれ」と「だらけ」の違いを調べてみる。

「まみれ」

辞書には「塗れる」{自動詞下一段活用}(血・汗・泥・ほこりなどが)体中につく・ついて汚れて見える。「一敗、地に塗れ」。

ネット辞書には「塗れ」他の語の下についてそのものがべったりついて汚れる意を表す。「ほこりだらけ」・「血だらけの男」。

「だらけ」

辞書には「だらけ」{接尾語}(もとのものの表面が分からないほど)一面に、そのものでおおわれること。「どろだらけ」・「借金だらけ」。

ネットの辞書には「だらけ」{接尾語}名詞に付く。①そのものが一杯であるさまを表わす。ばかり。「借金だらけの生活」・「紙屑だらけの部屋」・「欠点だらけの人間」。②そのものが一面についている様を表わす。まみれ。「泥だらけの服」・「血だらけになる」。

とある。

大雑把にいえば、「汚れた」状態になるのを「まみれ」と言い、そういう限定なしにとにかく全面覆われたりした状態を「だらけ」と区別できそうだ。

じゃあ「まるけ」はどっちなんだ?となるとこの区別にあてはまらない。つまり長々と書いてきた割には何もわからないということ。明確なものが見つからない以上「だらけ」・「まみれ」になる状態をなんにでも「まるけ」に置き換えてもそれはおかしいとはいえない。しかしながら実際は言うものと言わないものがある。

判定するにはなんでもかんでも言いまくって周りから「変」と言われるかどうか試していくしかない。アンケートとかとれれば楽なんだろうけど。

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