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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

みこ

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みこ

印象・心象と言う意味。「覚え」・「愛想」という意味でも使われることがある。普通は「みこよくせる」。「みこ」(印象・心象)をよくせる(良くする)というセットで使う。勿論逆の「みこわるくせる」(印象をわるくする)という使い方もある。「みこよくない」だと(愛想が悪い)もしくは(覚え目出たからず)。

「みば」の項目で見映えの略形と書いたが、「みこ」もそれに近い意味を持つ。ただし元の言葉がなんなのかは私の知識不足で不明。結構誰にでも普通に通じると思ってるので方言ではないのかもしれないが、少なくとも検索ではヒットしなかった。

「みば」が外見(見た目)を表わすのに対し、「みこ」は内面を表わす場合が多い。

例文

「あん人にゃあ嫌われんようみこよくしとかんと仕事しづらくなるでねえ。注意しんと。」

  (あの人には嫌われないように印象良くしておかないと仕事がしづらくなるからねえ。注意しないと。)

「いくらみこようしたって仕事できにゃあしょんないじゃんか。顔色見て仕事なんかして楽しいだか?」

  (いくら印象良くしても仕事が出来てナンボだろうに。顔色伺って仕事して楽しいのか?)

「しょんないじゃん。わし仕事とろいだもん。」

  (仕方ないだろう。自分仕事が出来ないんだから。)

「変なとこ努力せんでちったあ仕事の方努力しない。その方がええと思うだけどやあ。」

  (変なことに努力しないで仕事の方に努力の目を向けたら?その方がいいと思うけどなあ。)

例文音声はこちら

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