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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

みっせえ

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みっせえ

例「ほれみっせえ」

「ほれみっせえ」で「そらみたことか」とか「いわんこっちゃない」とかいう意味で使われる。これは特殊な使い方であろうか。

普通は「やってみっせえ」とかで「やってみなよ」や「やってごらんな」などと訳せる。

つまり「みっせえ」を訳すと「~してみなよ」とかになるのであろうか。

「みせてみろ」という意味使いはしない。「みてみろ」というニュアンスの方が近いであろうか。

「ほれみっせえ」に限っては年齢問わずの言い回しで頻度も高く発せられても特にどうということもないが、「見てみっせえ」とか「やってみっせえ」とかは高齢者が子供とかに言う分にはとんじゃかない(どうってこともない)がタメ同士とか横並びの関係に於いて発せられると上から目線っぽく感じられてなんか嫌という気になる事が多い。

これはあくまで勘繰りだが「みっせえ」は「みせよ」の変だからそう感じられるのかも。(「みせな」ではなさそうだ)

ま、でも江戸風の「みなせえ」の変が「みっせえ」と考える方が無難なところであろうかな。でもこれだと訳は「みなさい」になろうから「みっせえ」のニュアンスとはちょっと離れる気がするのが難点ではあるけど。

それか時代劇に出てくるような「くるしゅうない面(おもて)をみせえ」とかの「みせえ」が変じたという方がニュアンス的には近いな。

別な言い回しの「見てみい」とか「やってみい」の方が柔らかい言い回しと映る。「みい」は「みよ」の変だとすれば、「「みよ」と「みせよ」どっちが高圧的であるかというのと同じなのだろうか。

変形で「みっしい」とかいう言い方をする人もごく少数だろうがいそうである。「みっせえ」と「みっしい」との使い分けとかは使い手に訊かないとよく分からない。
ただ「みっしい」の場合は「みせてみろ」という使い方もされたりする。

例文

「そこまでゆうならやってみっせえ。」

「おおやっちゃるわあ。」

で、結果上手くいかない。

「ほれみっせえ。出来んじゃんか。」

例文音声はこちら

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