遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「ミミズ」の事を指す言葉と、「目」を指す言葉とふたつある。同じ言葉に二通りの意味があるのではなく全く異なる言葉でたまたま同じ読みのが二つあるということである。イントネーションは同じなのでどちらを指してるのかは話しの内容から判断するしかない。
「めんめえで何釣るだかしらんが海釣りだでゴカイが普通だらあ」
(ミミズで何を釣るのか知らないけれど海釣りなんだからゴカイを使うのが普通だろう。)
「やあ、めんめえにごみ入ってどいてえやあ」
(うわあ、目にゴミが入って凄く痛い。)
とかいう風に使う。訳すとしたら「目ん玉」という感じか。非常に少数派で「めんめえ」の使い手は滅多にいない。もしかしたら遠州弁に属さない言葉かもしれないが一応記載。ほぼ男言葉。
共通語だと「めんめ」・「おめんめ」とかいう言い方があるであろう。「めんめえ」はそれの変形ということだと思われる。もちろん粗野な言い方なので「おめんめえ」という言い方は無い。
「目」ということでは他には幼児言葉で「めーめ」という言い方とかありきたりであるが「めんくりだま」・「めんたま」とかがよく使われる。
「みみず」の方については他には「めめず」という使い手もいて結構数は多い。「みんみい」というのも聞いたことがあるが意味が通じず往生こいた記憶がありこちらはドマイナーであろうか。
例文
「やあ、めんめえにゴミん入ったでちょっと水で洗ってくるわあ。」
「めんめえって土の中にいる奴だらあ。そんなの洗ってなにするよを。喰うだけ?」
「ばかっつう。めんくりだまのこんだあ。」
「ああほうけえ。」