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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

もさる

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もさる

ちなみに私は知らない言葉


私的に、長い事遠州人やってるが聞いたことが無い遠州弁。

「もさる」って何だ?全く以て意味が分からない。

使い方は例を挙げれば「本もさってきたにい。」だそうな。

ネットで調べてみたら「盗む」という説明されてあった。殆どの遠州弁を紹介するサイトに載っていたので私が無知というだけのようである。

それはともかく、訳すと「本を盗んできたよう。」ということになるのか。

じゃあこの使い方例の場合自分なら普段どういう言い方してるのかというと

「本かっさらってきたにい。」か「本かっぱらってきたにい。」

と発する。まあ「盗む」というのではなく「拝借」・「頂戴」というおちゃらけたニュアンスであるが。

大体が「盗む」なんておおっぴらに人に言うものじゃないのだから日常で使われる言葉ではないよな。(知らないからといって私が善良だということではない。)

「盗む」というニュアンスが言葉そのものの「かすめる」といった悪意のあるものだけを指すのか、「人目を盗む」とかいった「こっそり」とかいったものをも指すのか、いたずらやおふざけといった悪意の無いものも含まれるのか。そこいら辺がよく分からないところである。

「あいつ、あれ、もさってきただにい。」

と発したら、うまい事やりやがってといった「やっかみ」が含まれるのか、どうにかしなければというか突き出さなければ(告発しなければ)いけないと思ってるのか、内心羨ましいと思ってるのかその事について特に何も感情はないのかなどという機微が分からない。

なので「ねえ、どう思う?」なんて訊かれたら答えに窮すよな。

相手が冗談のつもりでもまともに受け取って「それはよくない。なんとかしんと。」なんて言えば「堅い奴だ。」と煙たがれるだろうし、逆に「羨ましいよ。」とか言って相手がマジだったら「おめえはなんて悪い奴なんだ。」と引かれるだろうし。

それにつけても遠州弁の奥の深さよのえ。

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