遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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「随分」・「相当に」などという類の事を言っている。「久方振り」という使い方をする時もある。「時間が掛かる」ということを言いたい場合に使われる表現。
「やっと」の強調形などではなく使い方が異なる。例えば「バスがやっと来た」を「バスんやあ~っと来た」とは言わない。
男女共用。イントネーションに特徴があるのだが説明するのが難しいのでパス。遠州弁の使い手に聞いてくださいな。
例文
「あれえ。やあ~っと見んと思ったら。どっか行ってただ?」
「なに?ゆってったじゃん旅行いかすでねって。」
「そうだっけか。いつゆったあ?」
「なにゆってるよを。出掛けにゆったにい。」
「いつう。」
「先々週の金曜。」
「そん時わしなにしてたあ?」
「しらんよをひとのこんなんかいちいち覚えちゃいんて。」
「ふ~んまあいいわ。で?」
「なによをで?って」
「お土産は?」
「あらすかあ。」
「アラスカ行ったあ。そんじゃなんもないとこだで土産はないだか。しょんねえの。でもアラスカじゃあやあ~っと掛かるだらあ。行って帰っただけけえ。」
「あんたねえボケんのもいい加減にしなよ。」
例文音声はこちら
「やあっと」で言う「随分」とはどのくらいの間の事を指すのかというと
環境や個人差もあろうから一概にはこうだとは言えないとことであるが
「暫く振り」・「ちょっとの間」とかいう時には使われることはないというのは確かであろうか。