遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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例えば「かやす」。
かえす(返す)と言う意味である。だが単に「え」が「や」に訛ったということではなく「返」+「やす」という表現のような気がしないでもない。
「やす」という表現は他に「おやす」(壊す)・「けやす」(消す)・「燃やす」(燃す)とか云うものなどがある。
例文1
「これおばちゃんちに行ってかやいてきて。」
(これおばちゃんの家に行って返してきて。)
「自分いきゃあいいじゃん。なんであたし行かんとかんよを。」
(自分が行けばいいじゃないの。どうしてあたしが行かなくちゃいけないのよ。)
「あそこんさあ行くと話しん長くなるだで。なんかねいやったいだよを。」
(あそこに行くと話しが長くなるからどうもいやなんだ。)
「そんなの知らんよを。」
(私の知ったことじゃない。)
「あっそう。ならええよ。そんかわしん晩御飯作るの遅くなったって知らんでねえ。」
(ああそう。ならいいよ。その代わり晩御飯作るの遅くなっても知らないからね。)
「しょんないやあ。わかったよ。かやしいいきゃいいだら。置いてくりゃいいだね。」
(しょうがないなあ。分かりましたよ。返しに行けばいいんでしょ。置いてくればいいんでしょ。)
「たのむにい。」
(頼んだよ。)
例文音声はこちら