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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

よせる

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よせる

打ち寄せる波のようにみたいな使い方の共通語ではなく(勿論そういう使い方もするが)お寄せ戴いた葉書やお手紙という使い方でもない(勿論そういう使い方もするが)

集めるとか取り込むと言う意味で使われる。お取り寄せのよせと言う意味は近い。「よける」という使い方も有るか。

別に方言でもなんでもない筈だが「取り込む」という意味使いは遠州独特らしい。

例文1

「あ!ほいっ。雨ん降って来ただでちゃっと洗濯もんよせてやあ。」 

  (あ雨が降って来た。ねえ洗濯物直ぐ取り込んで頂戴。)

「はいね。」

  (分かったよ。)

「よせたついでにたたんどいてくれるとうれしいだけどやあ。」

  (取り込んだついでに畳んでくれると嬉しいんだけど。)

「そこまで使うう。ずいぶんじゃん。」

  (そこまでコキ使うの。ひどいなあ。)

例文2

「これ嫌いなんだよなあ。」

「ほいじゃはじんよせて他のを喰やいいじゃん。」

  (それなら隅に避けて他のだけ食べればいいんじゃないの?)

「味んしみてるで嫌。」

  (味がついちゃってるから嫌なんだよ。)

「なによう。ほんじゃまるさら喰えんだけえ。」

  (えーなに?それじゃあ全部駄目だってこと?)

例文音声はこちら

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