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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

わし

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わし

「自分」のこと。遠州では基本は「わし」である。よそいきやかっこつけたいお年頃は使わないが。男女問わず「わし」である。

ただ最近あまり使わなくなりつつはきているが基本は「わし」である。

かくいう自分も「わし」を使うにはまだ恥じらいを感じるお年頃なので実生活において「わし」と言うことは決してないのであるが。

「わい」は遠州弁では使わない。「おら」・「おいら」も殆ど聞かない。

当ブログにおいては基本形であるということで「わし」を多用することとしている。

例文

「やあ、ちいとわしんちよってきない。茶あぐらいは出すで。」

  (なあ、ちょっと私の家に寄ってきなよ。歓迎するからさあ。)

「いんやあ邪魔しちゃ悪いら。おっかさ気い遣わしちゃ悪いで帰るわあ。」

  (いやあお邪魔したら悪いだろう。奥さんに気を遣わせても申し訳ないから。)

「気いなんて使っちゃかんて。うちのもそんな気いつく奴じゃないだでええって。」

  (君が気を遣う必要なんかないって。うちのはそんな気が利く方じゃないから気にしないでいいよ。)

「ほうけえ。そいじゃちいとよらさしてもらわすかねえ。悪いのっ。」

  (そうかあ。それじゃあちょっと寄らして貰いますわ。すいません。)

注、「悪いのっ」は手間や迷惑をかけて申し訳ないという意味である。

例文音声はこちら

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