遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ただいまコメントを受けつけておりません。
遠州弁的言い回し
「こぐら」の使い方
「こぐらかあった」で「足がつった」という意味のものであるが
共通語との合わせ技での
「こぐらつった」
という言い方は聞いた事が無いのでしないと思われる。
「こぐら」単体で使うということは普段はないが
辞書引くと「こぐら」は記載がないが「こむら」というのがある
「こむら」(腓)「ふくらはぎ」の意の老人語。こぶら。「こむらがえり」で泳いだ時などに起こる、こむらの筋肉の痙攣。
意味使いが同じなので「こむら」と「こぐら」は同じであろうな。
でもやはり、「ふくらはぎがつった」=「こむらつった」というのは共通語的には有りなものだとしても
遠州弁的には「こぐらつった」という言い方には違和感が漂う。
やはり「こぐら」は「かえる」ものであろう。
ちなみにというかほとんど言葉遊びの領域に入るが
「ふくらはぎを思い切り蹴った」を遠州弁に直すと
「こぐらおもいきっさけっからかいた」
といった風になるのだが、先にも書いたが「こぐら」単体で使う事は無いのでこういう言い回しは無しであろう。
「おもいきっさけっからかいたらこぐらかあってやいやいでえ」(思い切り蹴ったら足がつってあ~あだよ)
とかなら有る。やはり「こぐらかえる」でひとつの言葉という(無茶な)認識が必要であろうな。