遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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遠州弁的言い回し
「しょんない」
「しょんない」は「しょうがない」(仕方がない)と「しょうもない」(くだらない)どちらの意でも使われるものである。
「はあしょんない」だと「もうしょうがない」
「どしょんない」だと「ホントくだらない」(とてもしょうもない)
どちらも自分の意と食い違うとか意にそぐわないとかいうものであることは同じ。
「しょんない」とひとつの言葉で済ましてしまうのはそういう心持だからであろうか。ってそれは共通語の「しょうがない」も同じか。
ただ「しょうがない」は遠州弁においては諦めの要素が多く含まれる勢いがあるが「しょんない」は呆れる要素が諦めよりかは強めといったニュアンスの違いを感じるものである。使い方にもよるが、「しょうがない」は悲嘆にくれることもあろうが「しょんない」はあっけらかんっとしてる感じといった違いもある。
例文
「いっくらゆっても直りゃせんで、もうほんとしょんない。」
(いくら言っても直りゃしなくて、もうどうしようもない。)
呆れて匙を投げてる勢いである。
「きんのうのテレビどしょんなくてばか笑えたや。」
(昨日のテレビ馬鹿くだらなくて大笑いしたよ。)