遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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遠州弁的言い回し
イントネーションの違い。遠州弁を話すに於いて重要なポイントは、その独特といわれるイントネーションを使いこなせるかどうか。
今回のお題は
「ものいい」
「ものいい」は「物言い」で「物の言い方」ということになるのだが
イントネーションの違いで二種類の意味合いがある。これが遠州弁固有なのかは定かではない。(共通語のイントネーションは平坦であろう)
平坦で「ものいい」と言う場合、発言の内容。話しの持って行き方(論法)。説明の仕方。
「そうゆうものいいしたら誰も解かってくれやせんて。」
(そういう説明の仕方では誰も納得してくれないよ。)
「いい」を強く発した場合、口調・言い方といった意味になる。
「親に向かってなんちゅうものいいだあ。」
(親に向かってなんという口の利き方をするんだ。)
逆のイントネーションにすると
「そういう言い方したら誰も本意を理解してくれないよ(不評を買うだけだよ)。」
「親に対してなんてことを言ってんだ。」
という感じになる。
相撲用語の「物言い」は「ちょっと待った」という不服を感じさせるものであるが、遠州弁で使われる「ものいい」は必ずしもそういうものではない。