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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

やあ、おめえなにやってるだあこんなとこでえ

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やあ、おめえなにやってるだあこんなとこでえ

「おお!意外なところで会ったなあ随分と久し振りじゃないか。」という久し振りとか意外なところでであったときに発する挨拶言葉。

この後に続く言葉は「今なにやってるよお。」(今なに〔仕事とか〕してるの?)とかがある。言い合ってる同士は挨拶として発しているのだが、遠州弁を知らない人だといきなり口喧嘩が始まったみたいにとれるらしい。

随分前だが東京駅で高校の時の同級生に何年か振りに出くわしてこの挨拶をしたら周りの都会人に何故か警戒された経験がある。

直訳すると確かに「お前は何してるんだ!」と言うような言葉であるがれっきとした挨拶の言葉である。「お前は何してるんだ」と言う場合には「やあおめえ、なにしてるだあ馬鹿っつら。」とかになる。

尚、女性言葉の場合には「うっそをあんたあなにやってるようこんなとこでえ。」とかいう風になる。

例文

「やあおめえなにやってるだあこんなとこでえ。」

  (おお久し振り。)

「おおそっちこそなにやってるだあ。」

  (いやあホント久し振りだねえ。)

「今日コンサート観い行くもんで来ただよお。そっちわあ。」

  (今日はコンサートを観に行くところなんだ。そっちは?)

「わし、通勤の帰りでえ。こっち就職したもんでえ。」

  (私は会社終わって帰るとこ。こっちに就職したんだ。)

「ほんとにい。随分やあっとかぶりじゃんかあ。変わりもせんでえ。」

  (あ、そうなんだ。随分と久し振りでだねえ。変わりなく元気そうで。)

「そっちも変わらんなあ。」

注、共通語訳は直訳ではなくニュアンスを訳したものであるのであしからず。

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