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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

やらすかや

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やらすかや

遠州弁的言い回し

「やらすかや」

「すかや」の説明 その2くらい

意味使いは二通りが思い浮かぶ。

*そのひとつは、訳さば「やるかよ」

「んなの誰んやらすかや。」だと

「そんなの誰がやるかよ。」ということになる。

ニュアンスでいえば「やらないよ」ということであるが「冗談じゃねえよ」・「ふざけんなよ」などという勢いが含まれているものである。

「誰がやるかや やらすかや」という言い方(反語)をはしょったものと勘繰れる。

「やろうとするかよ」の変という勘繰り方もあるか。

例を変えて「しらすかや」

これだと「知るかよ」決して「シラスかな」と言っているわけではない。

「いかすかや」だと

「行かないよ」。決して「いかす(格好いい)かよ」とか言ってるわけではない。

*そしてふたつめは、「やらすかや」は「やろうかな」・「やろうじゃないか」、「いかすかや」は「行こうかな」・「行こうぜ」。

「さて飯も食ったでそろそろいかすかや。」

独り言であるなら「さあそろそろ行くとするかあ。」

誰かに向かってなら「さあそろそろ行こうじゃないか。」

という風に訳すことになる。

「やらすかや」だと「やろうとするかな」の変と勘繰れれそうである。

なお、「しらすかや」は「知ろうかな」・「知ろうじゃないか」という事にはならないでひとつめの「知らねえよ」という意味使いのみとなる。じゃあ「知ろうかな」はどう言うかというと「覚わすかや」・「覚えすかや」とかを使う。

で、ひとつめとふたつめの違いは「や」の訳し方

ひとつめは「や」→「よ」でふたつめのは「や」→「な」(必ず「な」になるわけではないが)。

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