遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
ドラマの感想ではありません。
三河弁が炸裂してるドラマということで
遠州弁と三河弁の違いを勘繰ってみようかという内容。
第2話になったら突然名古屋寄りになってたという印象と感じる。
それこそセリフまるさら遠州弁に変えれるという勢い程に。
なのでこの回は三河弁と遠州弁の似てるけど違うからややこしいんだという点を見つけられなかった。
第一話はけっこうにそういう点多く見つけれたけど
一体全体三河弁って名古屋寄り・遠州弁似どっちなんだろ。
まあ、ドラマの内容が内容なだけにええ歳こいたおっさんがガン見するなあ えらいもんで、さらっと観ただけなせいもあるだろうだけえが。
なんしょ監督違うだけでこうも変わるじゃあ、ちっとあれやあって風に思えちゃうわなあ とはふと思った。
ドラマの感想ではありません。
三河弁が炸裂してるドラマということで
遠州弁と三河弁の違いを勘繰ってみようかという内容。
今回は一点に絞って「だに」の使いどころの違い。
状況
生徒がとんでもないことしでかした(わいせつ物陳列した)為に周囲が騒然としている。顧問の先生がその場をなんとか収めようとやっきになって(慌てて)る際においてのセリフ
「お前は退部だに。退部だあ。退部だに」
遠州弁的解釈だと
「お前は退部だよ。退部だあ。退部だよ」
と大層冷静に言ってる風にととれる。語調を荒げたとしても「だぞ」といった感じで慌ててる(興奮してる)風には聞こえない。遠州弁ではこういう騒々しい状況において「だに」は使わないかなあと思えた。
こういう状況では遠州弁だと
「やあ、ばかっつら。おめえなんか退部だあ。退部。退部だでねえ」
とかになろうか。
つまり遠州弁の「だに」(だよ)は相手を説得というか納得させようといったもので有無を言わさずこちらの意を通すような場合には用いられない。
「だに」が使われるとしたら「お前やったこんは退部もんだに?なあ、わかってるだ?」(お前のしでかしたことは退部に値するぞ。それを分かっているのか?)といった使い方になろうか。
「だら」も違うが「だに」も遠州弁と三河弁はそのニュアンスが違うらしい。
ちなみに、三河弁と言っても豊橋の衆に聞いたら岡崎の方とでは同じ三河弁でも違うからと言っていた。もちろんたくさんの衆に聞いた訳ではないのでそうだと断定できるものではないが。
ドラマの感想ではありません。
三河弁が炸裂してるドラマということで
遠州弁と三河弁の違いを勘繰ってみようかという内容。
今回は超些細な違い。
ドラマでの三河弁
「おかずにしとるだら」
遠州弁だったら
「おかずにしてるだら」
共通語は「おかずにしているんだろ」
というもの。
「しとらんわ」は遠州弁「してんわ」
といった風に「と」よりも「て」、もう少し厳密にいうと「しとる」・「しとらん」よりも「してる」・「してん」という言い方をする傾向が遠州弁は強い。
もちろん「しとる」・「しとらん」は遠州でも使い手は存在するが少数派(というか年齢お高め)である。遠州に於いては年齢が上がると「しとる」と言う様になるのか、昔は遠州でも「しとる」が主流で今は主が「してる」に移行したことによる年齢(世代)における違いなのかは不明。
ちなみに自分は「してる」派である。「まだ」なのか「そのうち」になるのかは定かではない。
遠州弁関連
「うみゃあ」・「うめえ」
遠州は「うまい」を使うよな。
レベル 個人的意見
遠州弁に於いては
「うみゃあ」・「おみゃあ(さん)」。「やらみゃあ」とかいう「みゃあ」は駆使しない。はたまた
「うめえ」・「おめえ」・「やらめえ」とかも言わない。
(ただし遠州の地という現実に於いては使う人もいるが、あくまで遠州弁という枠に於いてはである。)
つまり猫系でもなければ山羊系でもないどちらにも属していないのが遠州弁ということである。
「うまい」は「うまい」・「うんまい」
「おまえ」は「おまえ」・「おんし」・「あんた」
「やろう」においては「やらまい」・「やらまいか」が遠州弁であり、こういうのを何系と言うべきかと考えると・・・「まい」だから・・・って思いつかない。
他所とでは意味が違う言葉
ま、厳密に言えば通り名なんだが。
*「さわやか」
最近の話し。遠州ではげんこつハンバーグが代表されるファミリーレストランのことを指す。
「さわやか行きまい。」とか「さわか行っか。」は「爽やかに行こう」というのではなく「ファミレス(さわやか)行ってなんか食べようよ。」と言っている。
*「かっさらい」
遠州では草刈鎌のことをいう。
「雑草がんこで手で抜くじゃえらいでかっさらい貸して。」(雑草が凄い生えてて手で抜くんじゃ大変だから草刈釜貸して。)
*「たこ」
浜松まつりのことをいう。「凧に出る。」で「祭りに参加する。」。
「今年ゃたこ出んだよ。」(今年は祭りには参加しないんだ。)
*「あかでん」
古い話しとなるが「赤電話」のことではなく遠州鉄道の電車を指す。
もっと古い話しでは国鉄は「汽車」遠鉄を「電車」と使い分けしていた。
*「がっき」
最早使われていない昭和の遠州弁であろうが、「日本楽器」(ヤマハ)のことを指した。抑揚は「が」を強く発する頭高。「がっき」以外では「にちがく」(日楽)とも言っていた。
*「シーチキン」
ツナ缶の総称として使われ、はごろもフーズ社製以外の製品でも凡て「シーチキン」と呼んでいる。
*「ろっけん」
「六間道路」の通称。
挙げたらきりがないので今日はこの辺で。