遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります
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又そう言う事を言う。特に方言ではないがよく使われる言い回しである。下記の使い方が全国共通かどうかは知らない。
「また」と「まあた」の二種類あるが「また」を使う方がムッとした感が強まる気がする。
使われ方としては
①来なきゃよかったとかこんなことならとか、ぐちぐちどうしようもないとかもう後の祭り的な発言をされた時の返し言葉という使い方。
このあとに「なんでそんなことゆうよお。」がつくことが多い。こういう場合は今更なにをいってるんだという感情がこもる。勿論根性なし・優柔不断をなじる意味も含む。
②冷やかしとか厭味とか皮肉とかを言われた時などにそんなこといわないでよと返す時の言葉。
①の例文
「こんなこんならこにゃあよかった。」
(こんなことなら来なければよかった。)
「またそおゆうことゆう。あんたいっつも少しでもつまらんくなるとぶちぶちゆうで厭だやあ。」
(嫌になるなあ。ちょっとでもつまらなくなるとゴネ始めるんだから。嫌いだよ。)
②の例文
「お!今日はどうしたでえエライ早いご出勤じゃんか。」
「まあたそおうゆうことゆう。勘弁してやあ。」
(いやいやいや冷やかさないでくださいよ。)
と、遅刻してる事への皮肉になる。
頭がいいじゃないの。要はいいこと思いついたねと言う意味。共通語だと「なるほど」と同じ意味合い。単純に感心したときに発せられる表現であって、小馬鹿にしてる訳ではないので、そういわれてムッとしてはいけない。
例文
「どうせっかなあ。」
(どうしたらいいんだろう。)
「そんなの○○すりゃあええじゃん。」
(それなら○○すればいいんじゃないの。)
「おお!おめえあたまあいいじゃん。」
(おおそうだ!なるほどいいこと言うね。)
「こばかにすんじゃねえよ。こんくらいちっと頭使やあ誰だって思いつくらあ。」
(照れるじゃないか。これぐらい頭が冷静だったら気がつくことだよ。)
「こばかにすんじゃねえよ」と言ってはいるが顔はそうでもなく褒められて(感心されて)にやけて笑ってるのが普通。あまり人を褒めない部族のせいか「頭いいじゃん」は上級の褒め言葉として使われることが多い。冷やかしとか皮肉厭味で使うことはほとんどない。冷やかし等の場合は
「あたまいいだの」(頭いいんだね)・「あたまいいだか知らんが」(頭いいのかもしれないが)
などが使われる。
例文音声はこちら
うんざりだ・やってられないと言っている。何度注意しても言う事を聞かない自分の子に対して若干育児疲れも重なってヒステリックに言うことが多い言葉。
この発言に対する対処の仕方としては嵐の去るのをひたすら待つしかない場合が多い。下手に言い訳なんかしたら次はキレる。謝ったところで「分かってるならなんでやるんだ?」と追求される。沈黙のみが有効な手段と推察される。
大人になってから夫婦とか恋人でのこういう会話は結構子供の頃のトラウマと重なってカウンターパンチのように効くのでずしりと重い。
思春期の娘に「洗濯物を一緒にするな」とか言われる時などにも使われたりもする。
基本女性が放つ表現なので男女共有の表現としては
「もうほんとド怒(おこ)れる。」や「もうほんとド嫌(いや)」などがある。
例文
「もーあんたわーなに手に持ってるよう。なんでもかんでも拾っちゃかんっつてるでしょ。」
「・・・・・・」
「あ~あこんな服汚してえ!もうほんとこれだできらい!」
「・・・・・」
「何回言わしゃあ気が済むよう?あんたわざとやってんでしょ。」
「・・・・」
「汚い手でさわっちゃかん!もう。泣きゃいいってもんじゃないだでねえ。」
「そうじゃないかもしれないじゃない」とか「考えすぎだって」とかいう意味。
まあとにかく先のことはやってみなくちゃあどうなるか分からないんだからとにかくやってみようよというニュアンスの言葉である。ある意味遠州弁の代名詞でもある「やらまいか」に連なる言葉である。アクセント位置は「よお」の「よ」
例文
「あ。こりゃ無理だな。でけん。」
「そんなもんわからんよおやってみにゃ。」
「やらんだってわかるわい。」
「そんな弱気でどうせるよう。やりゃあでけるかもしれんじゃん。」
「時間の無駄だと思うけどやあ。」
「わからんよお、ええでやってみまいか。」
例文音声はこちら
行く事の正当性を上手く説明・表現できないもしくは同意していない(説得が難しい)相手に「とにかく行くんだ」という強めの勧誘の表現。
知人家族等からこう言われて断れる奴は相手に敵対心があるか異常に意思が固いか人付き合いを考えない変人かのいづれかである。それほど束縛性の強い表現である。
「ええでいかまい」(良いから行こうよ)
まあでも切羽詰ってるような人には流石に効力が無いので使っても効果は薄いが。
決して強制的な感じではないのだが、何故か拘束力の強いニュアンスである。それだけにいけ好かない奴とか全然見ず知らずの人とかに言われると逆に拒否反応が強くなる。あくまで身内とか気心の知れた人に対して使う言葉である。
「行く」を「やる」に替えても同様のニュアンスになる。「ええでやらまい」(良いからやろう)。これに「なんしょ」を加えて「なんしょええでやらまい」が最強表現となる。いや?「やー(または、ほれ)なんしょええでやらまい」の方が強いか。
ポイントは「まい」を使う点で強要力を増す効果が出る。「まいか」を使って「ええでいかまいか」とすると強制力が弱まる感じになる。ちなみに「まいか」をつかう場合「ええで」ではなく「ええら?」を使うことが多く「ええら?いかまいか」(いいでしょ?いこうよ)といった伺い的なニュアンスになる。
何がいいんだと理解に苦しむ使い方をする奴もたまあにいるが、遠州人は反応してしまう。目上が目下に、横並びの関係とかは勿論、場合によっては目下が目上に対しても言う場合がある。
「ええで」というのは「とにかく」とか「ごちゃごちゃぬかさんと」とか「細かいこと気にしないで」ととか「いいから」という意味合いになる。つまり問答無用ということですな。
例文
「課長今日呑みいかざあ。」
(課長。今日呑みに行きましょうよ。)
「いやあまだ仕事片付かんで遠慮しとくわあ。」
(残念だけどまだ仕事が片付いていないんで遠慮しとくよ。)
「そういわすとお、ええでいかまい。明日にまわしゃあええらあ。なんとかなるにい。」
(そんなこと言わないで行きましょうよ。明日やればいいじゃないですか。なんとかなりますよ。)
「おめえら気楽でええよなあ。ホント羨ましいわ。」
(君たち気楽でいいよね。羨ましいよ。)
「だでヒラやってるじゃん。ええらあ?」
(だからヒラのままなんですよ。いいでしょうに。)
例文で断ってるのは課長が切羽詰まってるから。もしそうじゃなかったら。
「そうでえの。まあ明日やりゃあいいかあ。じゃあいかすかな。」
「ごっそ様っす。」
「誘っといてたかるんかい。」
と、なるのが普通的。
例文音声はこちら