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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

いいとこまんじゅう

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いいとこまんじゅう

いいとこ(ええとこ)饅頭。

要は、「ナ・イ・ショ」若しくは「ヒ・ミ・ツ」と言うことを可愛らしく言って「アンタに教えたらろくでもないこんになるだで、教えやせんよ」と云う意味。

使用例

「ねえー、おかあちゃん、ここにあったおもちゃどこいったか知らん?」

「いいとこまんじゅう。」

使い方としては、親が自分の子供に対して使う言葉で、子供の「ナゼ?ナゼ?なんで?なんで?攻撃」にいちいち構っちゃおれんもんで「なんのこっちゃ?」と訳んわからんくして煙に巻く時に使う。

よその子に使うと、「あの人変」と思われやすく、大人相手に使おうものなら、「てめえ、ふざけてんのか」とぶっさぐられるので注意が必要である。

何故このような言い回し、饅頭になったのかというと、それは、

「いいとこまんじゅう」なんちゃって。

実際のところなんでこういう言い方になったのか不明。地域によっては教えたくない場所だから秘密とかいった使い方に限定してるところもあるらしい。

「美味いじゃん。私も買おうかな。どこで売ってるの?これ。」・「う~ん、いいとこ饅頭。」という具合だそうな。

こういう使い方をするとうちの集落ではふざけてるのかこいつ「ムカツク!」ってことになるのだが。

まあとにかく、「いいとこ」が「いいとこのお嬢さん」といった庶民には手の届かないといった意味なのか。愛の国ガンダーラが如き理想郷を指すような「いいとこ」なのかそういうことすら分からない。

まんじゅうについては「そりゃそーだクリームソーダ」みたいな語呂が愉快といった意味のない言葉の可能性もありそうだがいいとこまんじゅうのどこが語呂がいいんだと言われてもいいだしっぺにでも聞いてもらわないと分からない。そうではなくまんじゅうに深い意味があるやもしれぬ。

上記の「秘密の花園」みたいな使い方だと、「いいとこの饅頭」つまりあんたなんかにゃ高級品過ぎて買えないよと言ってるともとれるが、繰り返すがこういう言い回しだったら普通喧嘩に発展しそうに思える。

じゃあ別の視点で具体的にそういう例えにすらなる饅頭が実際浜松に存在したのかというと、高級というイメージならまるたやのチーズケーキが昔から存在してたけどあれは饅頭じゃないもんな。いくら浜松は粗野だとはいってもケーキを饅頭と呼ぶ奴はいない。田町梅月も昔から名の通ったお店だけど饅頭が昔有名だったのか記憶が無い。うなぎパイで有名な春華堂ではみそまんのイメージが強いけど目ん玉飛び出るような価格じゃあないもんな。記憶以外でネットで調べたら巌邑堂というお店が伝馬町にあり歴史も古く相当名のあるお店らしいがお菓子といえば駄菓子屋で買うものと思ってた普通の貧乏人(自分)には縁のないお店で知らなかった。もしかしたらここの商品を指したのかな。でもここもそんながんこ高い訳じゃないもんな。

結局どこなんだろう。判らないというのが結論か。やはり つまるところ 要は なんしょ

「いいとこまんじゅう」なんだな言葉の意味も語源も。

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