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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

いづようない

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いづようない

居場所がない、身の置き所がない、肩身が狭い、居辛いとか云う意味。

なんでこうなるのか不明だが、邪推すれば「居るのに強くない」が「居強うない」(いつようない)と変化したとこじつけが出来なくもないがこの解釈はありえないだろうなやっぱし。

「いづようんない」という言い方もある。大分言いにくい。「ん」は「が」なので「いづようない」の直訳は「居場所ない・肩身狭い」とか「が」抜きとなるのでおそらくは「いづようんない」が本来なのだろうが言いにくいせいもあってこちらを使うほうが多い気がする。

こちらは古い日本語が残っていたと推察されなくもない。「日出づる国日本」とかの「出づる」(又は出ず)+「様(又は用)のない」で「いづるようのない」と云う表現が変化して「いづようんない」になったと邪推出来なくも無い。

解釈についてはあくまで私見なのでこれが正解の解釈では決して無いのであしからず。意味については間違っていない筈。

尚、「づ」なのか「ず」なのかということについてはどちらが正しいのか分からないところであるがとりあえず「づ」とした。

使用例

久し振りに会合にでたら、知らん衆ばっかになっちゃってて、いづようんなくて、はあ、いきたあない。

共通語訳

久し振りに会合に出席したら、顔見知りの人が誰もいなくなっていて、肩身がせまくて居づらかった。なので、もう二度と行きたくない。

音声はこちら

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