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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

おきゃあせん

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おきゃあせん

遠州弁だと置きやしない・置こうとしないという意味。「おきゃせん」・「おきゃへん」とかの言い方もある。

蛇足というかこっちの方が実は本題なのだが、名古屋の言葉で「おきゃあ」(やめなさい・よしなさい)という表現があるらしく、遠州弁での「おきゃあせん・おきゃへん」と意味が異なり紛らわしい。多分「おきゃあせん」を名古屋的に訳すとやめろを打ち消すんだから「やめやしない」とかいう意味になるんだろうかな自信ないけど。

なので「やあそんとこなんか誰もおきゃあせんて。」という文章だと

遠州弁では「おいそんなとこに物を置く奴なんかいないって。」であるが

名古屋だと想像であるが「おいそんなとこなんかでは誰もやめやしないって」とかになってなんのこっちゃいとかになるんだろうか。そういえば「おきゃあせん」じゃなくて「おきゃあせ」とかいうの聞いたことあるようなないような。これだと「ほっとけ」とか「しらんわ」とかいう意味になるのかな。

とにかく笑い話作るとしたら、名古屋の人が「やめろ」という意味で「おきゃあせん」と強く言ったとする。それを聞いた遠州人は「ちゃんと置けれたじゃないか何言ってんだ」と憤慨するという図式は作れるなあ。

例文

「あれ?ここんさあにだいといた本知らん?」

  (あれ?ここに置いといた本見なかった?)

「しらんよを。よく見ただ?」

  (知らないなあ。ちゃんと周り調べた?)

「確か置いた筈なんだけどやあ・・・って、なによを。なんでこんなとこにあるよを。」

  (確か置いた筈なんだけどなあ・・・って。なんだよなんでこんなとこにあるの?)

「自分置いただらあ。」

  (自分がそこに置いたんじゃないの?)

「こんなとこおきゃあせんよを。変だやあ。」

  (こんなとこになんか置かないよ。おかしいなあ。)

「わしだってそんなとかあ おきゃあせんでねえ。」

  (私だってそんなとこになんか置いたりなんかしないからね。)

「ん~。」

「なんしょちゃんとしたとこおきゃせんもんでそうなるだで。不精しちゃかんにい。」

  (とにかくきちんとしたとこ置かないからそうなるんだから。ちゃんとしなさいよ。)

音声はこちら

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