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遠州弁の箱

遠州弁を集めています 主に昭和の遠州弁で今は死語となってるものもかなりあります

かあばる

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かあばる

「緊張して顔んかあばる。」

  (緊張して顔がこわばる。)こわばるを漢字で書くと「強張る」。

というような、こわばる→かわばる→かあばるの変形なのかそれとも

「手え糊んついちゃってなんかエラクかあばる。」

  (手に糊が付いちゃってなんかやけに乾燥したみたいに硬くなってる。)

という皮張るという皮(皮膚)が張りついたたように硬くなる様に限定された遠州弁独特の言葉なのか判断が微妙。変化は、皮張る→かわばる→かあばると予想されるが当然確かではない。

ちなみに(こわばる)の共通語の意味は、本来柔らかいものが難くつっぱたようになること。
「ご飯がこわい」(ご飯がこわばる)と遠州弁では「こわい」が同じ意味で使われるのであるが、こわい→かわい→かあいとは変形しないのでやはり「かあばる」はこわばるの変形した言葉なのだろうか。そして人に対してのみ使われる言葉なのだろうか。確かに「顔がこわい」とは使わないしなあ。実際「顔んこわいわ」っていけしゃあしゃあとぬかいたら、自分に言われたと勘違いした人に絶対ぶっさぐられる。やっぱ「顔んかあばるわ」だよなあ。ホントようわかりません。まあとにかく「かあばる」は皮膚がつっぱる感じを表現する言葉であるよということであろうな。

例文

「握り飯喰ったら手えかあばっちゃってえ。」

「やあばかっつら。だからつって人の服で拭くじゃねえ。」

「まあそうゆわすとを。いいじゃんちっとばか。」

「よかねえわ。」

音声はこちら

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